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Wakeupalicedear!

最近はほとんどドラマの感想なんだけど、ほんとは短い小説を書くためなんだけど。

私に触る前にまず指紋認証して

「私に触る前にまず指紋認証して」と彼女は言った。

「読み取りするところはどこにあるの?」と私は言った。

「どこにあると思う?探してみたい?」と彼女は言った。

「少し時間かかるかもね」と私は言った。

「いいわよ、好きなだけ時間をかければ」と彼女は言った。

「本当にいいのかい?」と私は言った。

「わたしの時間はあなたのもの。でも・・・」と彼女は言った。

「・・・でも、君はまだ僕のものじゃない」と私は言った。

「認証されるまでは。でも、もう時間の問題かしら」と彼女は言った。

「この幸せな時間が終わるまで」と私は言った。

「あなたがこのキスをやめるまではきっと見つからないわ」と彼女は言った。

「いい加減、おしゃべりはやめないか」と私は言った。

「なぜ?」と彼女は言った。

「その唇に僕の指を当てなくてはいけなくなるからさ」と私は言った。

「ハズレね。でもうれしいわ。あなたが本当に在り処を知らないのなら」と彼女は言った。

「君が僕のものになるまでは、知らないことにしておこう」と私は言った。