Wakeupalicedear!

最近はほとんどドラマの感想なんだけど、ほんとは短い小説を書くためなんだけど。

それでも冴えなくはなれないキムタク、『A LIFE 』で正義のヒーローと悪のヒーローの見分け方を菜々緒に教わる

始まりましたね、ドラマ冬の陣。逃げ恥ブームの余波が思いのほか大きいですね。

 

『スーパーサラリーマン左江内氏』のエンディング、踊れて当たり前な人達だからそりゃ踊れるよねっていう感じでドラマそのままにあまり力が入ってない。小泉今日子の太ももみたいに、出してるけど、何か?みたいな。

 

元AKBですから、元ももいろクロバーですから、踊れますけど何か?みたいな。

 

それでもフルで見せちゃいますっていうのがサービスになってないし。再生回数も少なすぎて逆にミラクル。PPAPもあったし、再生回数感覚、完全に麻痺してますから。

 

www.youtube.com

 

ついついがんばちゃって完成度上がってしまいそうなところをほんとに冴えないのは立派じゃないですか。テレ東深夜をやる日テレ。

 

『A LIFE』のほうは、縫合手術の手の動きが見どころになっていて、恋ダンスみたいな健康的な全身運動より、繊細な手の動き、指の動きのセクシーさを意識してますね。

 

キムタクのフルフラットで目隠し状態での両手のくね繰り回す動き。10年前のキムタクならみなさん悶絶したでしょうに。製作者のキムタク好きが伝わってきます。その前には、10年前の竹内結子との二人のあやとりごっこのようなシーンと、院内で練習中にふと手が覚えている竹内結子の切なげな表情とあわせて、うまいですよね、日曜劇場、あいかわらず、オープニング。

 

表情はというと、口を真一文字に結んでる浅野忠信はいつもそうだけど、松山ケンイチも、ハリウッド映画のような、わかりやすい表情を作ってますよね、もっと細かい芝居もできるでしょうに。あえて。

 

木村文乃もそうですが、主役級を集めると、脇に回った時に、主役を立てる芝居をするのが楽しそうで、いいですね。プレッシャーから離れて、役に集中できるというか。

 

あと、苦々しい表情。いつも整った表情を崩さないキムタクや竹内結子のような役者さんたちが見せていたのがすごいなと思いますよね。

 

院長先生がオペの後、「不測の事態」に陥って、意識不明になって、「人の命より自分のキャリアのほうが大事ってことですか」と松山ケンイチが陰口を叩いているところに出くわすシーン。リアルに苦い。あんな表情はできなかったはず。

 

ようやくふつうの役者が立つ場所に立てるようになった。ってことですよね。それでもいつもと一緒と言われたりするんでしょうけど、全然違う。

 

「大丈夫って言ったじゃない!」と罵る竹内結子。いい意味でブス顔。すごい目で、口をだらしなく半開きで、よく見えようという意識なし。小泉今日子とはまた違って意味で、違うところに踏み出してる。それなりの覚悟をもって、いろんな意味で大注目のドラマに挑んでいるのでしょう。

 

かっこいいと思うな。みなさん。

 

完全無欠のヒーローなんかとっくの昔にいなくなっているにしても、だからってヒーローはいつの時代だってやっぱり必要なんだし、じゃあどういう人間がヒーローなんだろうって、そういうことなんでしょうね、この二つのドラマ。

 

美しい女性に振り回されるダメな男という要素(それがダメかどうかはさておき)が共通してます。古来からヒーローには必要な要素です。正義であれ悪であれヒーローには弱点がなければいけません。正義のヒーローと悪のヒーローの見分け方は簡単です。

 

女性でダメになるのが悪のヒーローで(ダースベイダー)、女性でよくなるのが正義のヒーローです(その他大勢)。どっちでもないのはルパン三世ぐらいです。

 

平匡・星野源も、左衛門佐・堺雅人も含めて女性のおかげでヒーローになったのでした。そういう意味では、キムタクと堺雅人の二人も振り回している竹内結子が最近では最強ということです。がんばれ、菜々緒。男をダメにしてこそ真のヒロインだ。