Wakeupalicedear!

最近はほとんどドラマの感想なんだけど、ほんとは短い小説を書くためなんだけど。

土屋太鳳の美脚が惜しげもない『お迎えデス。』、見とれてると痛い目に遭うかも。

土屋太鳳の美脚は千葉ロッテの開幕戦の始球式で見事に披露されてますが、この日テレ一押しのドラマ、やっぱり彼女じゃなきゃ無理だったのがわかるのが、福士蒼汰に憑依したまま出られなくなった伊東四朗を外に出さなければいけないこのシーン。というかあて書きか。

 

「いやっ」と一声気合を入れて、一旦右手を前に出して構えて準備万端既に迷いなし。右手を引きながら「ほんとに蹴っていいのかしら?」と少し微笑む感じが期待度UP。

 

さて、左手を前に出しながら一気に後ろに引くときに左手を真っ直ぐ伸ばしているが右腕は上に上げ、一方体幹はねじりのエネルギーを溜める。

 

そこで、真っ直ぐ伸ばした左腕で大型ネコ科動物の尻尾のごとく美しくバランスを取りながら、骨盤を開き、左脚を外へ開き、左足を軸とする回転軸を作る。

 

そして、振り上げた右腕を逆回転方向に下す反動で右足を振り上げる。ここで左足の軸は一切ぶれていない。この時、右足の膝から下は真っ直ぐではなく弧を描くように上がってくる。そうでなくては斜めに入ってしまうからだ。ちなみにホットパンツの間際にのぞく太ももの内側の筋肉が力こぶのようになっていて凄い。

 

ここでカットが変わるのだが、その理由は明白である。

 

切り替える前のカットでは足が上がる際に既に下がってしまっていた左腕が、改めて再び上がっている。右の膝下もまだ上がり切っておらず、力の溜まり具合も腕と足でほぼ同じな対称性。顔の表情は凛々しく口をペコちゃんのベロ出しのないかんじ。そして左腕を下してくるときに顔を横切りながら再び顔が見えたまさにその瞬間に蹴りが入る。

 

さらにすごいのはここから肘を畳みながら左腕を引いて脇を締めながらさらにねじれを入れており、そのねじれで蹴りあげた右足が、右足なのに時計と逆回転でねじり込みつつ跳ね上げるように叩きこまれている。これは拳法でねじれを入れることにより相手に与えるダメージを高める基本である。

 

この一連の動きで右太ももに一切筋肉のたるみ緩みなく、相変わらず左足の軸は全く揺るぎなく、鳥が広げた羽を畳むように右足は逆再生のように下されるが、体の後ろから右手が右足と全く同じ角度で一枚の「壁」を作りながら、まるで何事もなかったかのように元の姿勢に収まる。侍が相手を切ったあと剣を抜いた時と全く同じ動きで何も起きなかったかの如く刀を鞘にしまうのと同じような静けさである。武道の達人か?

 

さすがにハイヒールは脱いで取っていたでしょうけど、それにしても。

 

この前に、屋上で伊東四朗が屋上の縁に座って娘の菅野美穂を見下ろすシーンで土屋太鳳が屋上のフェンスから明らかに土屋太鳳が抜けられるように大道具的に切り取られたところでここでも美脚を惜しげもなくカメラの前に披露しながら上半身をうまく畳んで潜り抜けるシーンはそのための予告というか土屋太鳳的にはこの蹴りの準備体操になっていました。というふうに体育会的に見るのが正しい見方。

 

普通に強い蹴りを入れるだけなら最近はできる女優さん、少なくないでしょうけど、この左足の軸の安定感と、体の畳み方の美しさ、顔の表情も含めて、スロー再生しても全くぶれない筋肉の美しさは唯一無二でしょう。

 

その一方で、下唇を噛むとか、これまでになかった感情表現も見せているし、頑張っています。

 

ドラマ全体でいうと、福士蒼汰のロケット愛好会という設定が『下町ロケット』を、お迎えというかお見送りというかこの世の未練を断ち切らせて成仏させるあたりは『流星ワゴン』を思い起こさせ、日テレというよりはどこかTBS的な良心を感じさせる人情もので、土屋太鳳が現場のあたたかさを強調しているけれど、やはり鈴木亮平の着ぐるみが出色。もうちょっとふざけてもいいんじゃないでしょうか。あんまりやりすぎると『デスノート』みたいになっちゃいますからほどほどにしていただけるといいかなとは思いますが。