Wakeupalicedear!

最近はほとんどドラマの感想なんだけど、ほんとは短い小説を書くためなんだけど。

2013年世界で最も美しい女性No.1の恋人はセックス依存症-Thanks for sharing!

今週のお題「ふつうに良かった映画」について語る前に、タバコ吸っても、女の子とデートしても、鮨食っても何しても人生で最後。何てロマンチックなんだ。余命わずかと宣告されてからは。そんなときふと歯医者に行って手にしたのが、Tarzanの特集、人生最後のダイエット、100%太れない・・・俺の場合、二度と太らないというよりは、もう太るなんて言えないよ絶対ってことだし、もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対~とマッキーは歌ったけど、ショーン・コネリージェームス・ボンド役に返り咲くとき、奥さんに「絶対に言わないで(Never say)、もう二度とボンド役はしないなんて(never again)」と言われたことからタイトルがついた007映画、 Never say never againというのがあったが、キム・ベイシンガーがボンドガールで、その3年後には9 1/2 weeks、いわゆる「ナインハーフ」でミッキー・ロークと「フラッシュダンス」ばりに逆光で水を掛けられまくりながら痴態を繰り広げるわけだが、マイケル・センベロみたいな音楽も含めて何か似てるなと思ったらそれもそのはず同じ監督で、イギリス・ピーターバラ出身の(ピーターバラカン?)、エイドリアン・ライン監督、作品歴がとにかく凄まじいの一言で、この2つの他にも「危険な情事」「ロリータ」「運命の女」、要するに、とにかく全部「危険な情事」なんだが、唯一の例外が、「ジェイコブス・ラダー」Jacob's Ladder (1990)、これが「エンゼル・ハートAngel Heart (1987)へのアンサーソングかのような、癒しと救いに満ちたまさかまさかの良品なのだ。主演は「ショーシャンクの空に」The Shawshank Redemption(1994)のティム・ロビンスだが、やや狙い過ぎのショーシャンクよりも真摯である。危険な情事の数々は噛ませ犬と考えてよい。そのティム・ロビンスだが、最新作はまあひどい。「恋人はセックス依存症」、邦題がひどいのかと思えば、原題もThanks for sharing。しかも「2013年世界で最も美しい女性No.1」とされた「アイアンマン」のグゥイネス・パルトロウが主演とは。この製作総指揮を務めたのが、かつて未来のロバート・デ・ニーロか、とまでいわれたエドワード・ノートン、とれたてほっかほかのアカデミー作品賞「バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」、原題はBirdman or (The Unexpected Virture of Ignorance)で、あえて言えば奇跡は言い過ぎで普通に訳すと美徳ですけど、明らかに(500)Days of Summer 「(500)日のサマー」とThe Unberable Lightness of Being 「存在の耐えられない軽さ」を足して2で割ったみたいですがそれはさておき「存在の耐えられない軽さ」はとても素晴らしすぎます。映画館で3回も見てしまった「ポンヌフの恋人」のジュリエット・ビノシュ、そしてダニエル・デイ・ルイスという現代最高の役者二人がさんざん傷つけ合いまくった果てに柔らかな救いの光に包まれるラストの美しさは筆舌に尽くしがたいという意味で「ジェイコブス・ラダー」と同じように天国への梯子のような映画なのです。「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン監督は両親が1956年のハンガリー動乱でフランスに逃れたハンガリー人で、「存在の耐えられない軽さ」は1968年のプラハの春を時代背景にしているところ、同じ東欧の重苦しい空気を背負っているがゆえの最後の解放感、苦しみの背中に天使の羽が生えたような幸福感。これこそ映画の醍醐味と言えるのではないでしょうか。それに比べて「バードマン(以下省略)」(お前は飛べるのか!バードマン?)にも出てるらしいエドワード・ノートンも、顔と存在は地味ながらふつうに良い俳優のマーク・ラファロとグゥイネス・パルトロウを得て、なぜマイケル・ダグラスvsタイガー・ウッズみたいな映画を撮ってしまうのかまったくもって信じられない。まるで「信じられないハルク」The Incredible Hulk(2008)である。そんな彼がなぜデニーロ2世と言われたかは「真実の行方」Primal Fear(1996)を見れば誰だってわかる。多重人格ものなんだがちょっとお芝居のレベルを超えちゃってます。デニーロ先生は1991年の「ケープ・フィア 」Cape Fearで同じような怖い人をこれみよがしに演じてますがただの「シャイニング」のジャック・ニコルソンの猿真似に止まっている一方で、ノートン君は三輪車で廊下を走る双子のような体温を感じさせない戦慄を走らせます。あの時の彼はやばかった。目の奥の光が完全に行方不明です。良く立ち直ったものです、残念なことに。村上春樹先生は「バードマン(以下省略)」をどう見るんでしょうね。なんせレイモンド・カーヴァ―をこよなく愛し、この映画でも題材になっているらしい、「愛について語るときに我々の語ること」What we talk about when we talk about love にちなんで、What I talk about when I talk about running という愛すべきエッセイを書かれただけに。だけど質問はしませんけど。しかし「バードマン」ってバットマンのパロディーかと思いきや、あらすじ読むと、トイ・ストーリー2みたいですけど、これって作品賞ですよね?アニメじゃないですよね?実は逆でベイマックスのほうが実写ってことはないですよね?ということで最後にもう一度まとめると、「ジェイコブス・ラダー」「存在の耐えられない軽さ」「真実の行方」、この3つは絶対見たほうがいいです。長いなと思っても最後まで見ましょう。どれもがラストシーンを見せるためだけに存在する映画ですから。その他のここで挙げた映画は全部ふつうに良かった映画です。それ以上でもそれ以下でもないですので、お好みで見ても見なくてもどちらでも。「ポンヌフの恋人」はちょっと特別なので、あと「バードマン(以下省略)」は未見なので、別枠です。ちなみにグウィネス・パルトロウのgoopという名前のウェブサイトのタブのマークがグーグルの明らかにパクリなのは有名なんですかね?しかも最初の3文字まで一緒だし。恋人がセックス依存症かどうかは知りませんが、モルデカイとか変な名前も好きそうですし、「ザ・ロイヤル・テネンバウムス」The Royal Tenenbaums (2001) の痛すぎる娘あたりが意外と地に近いのかもしれません。ちなみに食べられそうな名前ですけどバウムクーヘンの名前じゃなくて映画です。シャイニングの双子みたいな不自然な2Sが多すぎて気持ち悪いのでお勧めはしません。面白いですけどね。