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Wakeupalicedear!

最近はほとんどドラマの感想なんだけど、ほんとは短い小説を書くためなんだけど。

GoogleかGReeeeNか、8 1/2か9 1/2か

 

普通によかった映画は、かなり無名なハンブルグ時代にビートルズのメンバーだったスチュアート・サトクリフとその彼女のアストリッド・キルヒヘルだけが本物とあまり似ていなかった「バック・ビート」。どうしたって名作ではないにしても、いい映画とはこういう映画のこと。Twist and Shout で泣ける映画はそうそうないです。ツイン・ピークスで美しすぎる死体役だったシェリル・リー、こっちを代表作にしてあげたい。監督のイアン・ソフトリーは1995年にアンジェリーナ・ジョリーで「Hackers」という映画を撮っている。95年ですよ。Googleができる3年前ですよ。ちなみにGoogleの歴史を調べてみたら日本語版公式サイトに名前の由来が書いてありました。

 

-BackRub 検索エンジンに新たな名前を付けることにした Larry と Sergey。さまざまなアイデアの中から、1 の後に 0 が 100 個続く 101 桁の数を表す数学用語「googol」をもじった「Google」に決定。この名前は、無限とも思えるウェブ上の情報を体系化するという使命を反映したもの。

 

誰から頂いた使命かは知りませんが、これについては触れておかなければいけませんね。BackRubって「腰から背中にかけてのマッサージ」?クイックマッサージ的なものみたいですね。日本人的にいうと背中のかゆいところにまで手が届くってことなのか?と思いますけど、掻いてくれるということではなさそう。こっちの由来のほうが気になります。

 

それはさておきゴーゴルがグーグルって発音になったというのは、マイコー(・ジャクソン)がマイケル(・ジャクソン)になったみたいなこと?googol は0が3つだけど、Googleは0が2つに減ってるけどいいのかな。ちなみにちょっと懐かしい部類に入る歯医者さんたちの覆面(オオカミとかピエロとか最近流行りのかぶりものじゃないけどテレビに出ないと言う意味で)4人組バンド「GReeeeN」のロゴは4人だからeが4つだそうで、ロゴの絵はまさに歯並び、キラリと輝く白い歯になってる。greenは「まだまだ未完成であり続ける、未知の可能性」を意味しているそうで(いわゆる「まだまだ青いな」ってことだな)、果てしないところを目指すと言う意味ではGoogleとも近しいものを感じるし、最近のといっても去年のシングル「愛すべき明日、一瞬と一生を」というタイトルはGoogleのCMにぴったり使えそう。曲はこぶしの回し方とかものすごいミスチル化していてほとんど聞き分けつかないくらいそっくりですけど、いいんですかねこれ?テレ東の「ミュータント・タートルズ」のアニメの主題歌もやってたみたいです。レオナルド、ラファエロミケランジェロ、ドナテッロと4人組なことが関係してるのかしてないのかどっちでもいいですけど。いま公開中のほうのミュータント・タートルズ」はゴールデンラズベリー賞で大人気みたいですね。第35回らしい。もうすでに一つの権威ではある。それはそれでいいのかはさておき、日本のほうではエンディングテーマの日本語吹き替え(ラップなのにわざわざ吹き替えるかね?というところでゴールデンラズベリー賞に入れてあげたい)がRIP SLYME

 

こちらはMC4人とDJ。4人組を意識した人選なのか?DJ FUMIYAの立ち位置は?3人組のスチャダラパーでは一人足りなかったか?初期メンバーの亀井さんを加えるという手はなかったか?「亀」だし。いまは絵描きだそうだけど。そういえば「バック・ビート」のスチュも絵描きだった。生きてたら美術史に残るくらいの才能があったと言われてるのにジョン・レノンの親友だったからビートルズに関わり、若くして命を落としました。ごろつきどもに楽屋裏でぼこぼこにされた後遺症で脳出血。映画の通りです。ジョン・レノンはああ見えてリヴァプールでもまれた本物の不良でしたから喧嘩には滅法強く必死で助け出したそうです。ジョンはその後、アーティストのオノ・ヨーコと出会うわけですが、周知のとおり、それがビートルズ解散の大きな要因となりました。美術界からのリベンジというわけではないでしょうけど。亀井さんの才能については申し訳ないが知らない。

 

そういえば映画の話でした。どうしたって普通ではないにしても、普通ではなくよかった映画は、名匠アラン・パーカーの「エンゼル・ハート」。映画史に残る名作81/2 ではなく、映画史に残るべきではない91/2が代表作な、意外としぶとく生き残ったミッキー・ロークだからって敬遠されるべきではない。名作を作るのはそんなに難しくはないが、普通ではなくいい映画はもっと評価されてしかるべきである。そういう意味で今年のアカデミー賞は、名作ではないし普通でもない映画が揃っていて喜ばしい。「(500)日のサマー」というそのままだけどひどい邦題がついた(500)Days of Summerはそういう隠れた名作だと聞くが、50 shades of grey的な、あまりにチープなタイトルのせいでどうも近寄れないけど食わず嫌いはいけない。

 

隠れた名作をもうひとつ。新しいほうは死んでも見ないけど、古いほうの「ヒッチャー」。何てったってルトガー・ハウアーブレードランナーだけではない。人間離れした哀愁を演じさせたら右に出るものはいない。最近どうしてんだか。こちらも「2分の1」が。。。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、「撃てよ!撃ってみろよ!お前にその度胸があんのか!」的なシチュエーションはしょっちゅう見ますが、この映画を超えるシーンは存じ上げません。C・トーマス・ハウエル(もとはトーマス・ハウエルだったが、あとでC・がついた)は「ベスト・キッド」(原題はKarate Kid。Teenage Mutant Ninja TurtlesからNinjaが省略されるよりもさらに超訳なパターン)のラルフ・マッチオ(もとはラルフ・マッキオだった)とか、マット・ディロンとか、ロブ・ロウとか、ダイアン・レインとかトム・クルーズとか、後に「ブラット・パック」と呼ばれてちやほやされることになる役者が出ていたこれも名匠フランシス・F・コッポラ監督の「アウトサイダー」のあと、結構きついこの映画にがんばって出て、大人になったんだけどね。みんな苦労してるよね。当たれば当たったでそこから抜け出せないし、抜け出したら抜け出したでメインストリームに戻れない。それがハリウッド。そして明日はアカデミー賞。地上最大のスポットライトが降り注ぐ。

 

ちなみに、「バック・ビート」も「エンゼル・ハート」も、『お金さえあれば、何でも買える、自分以外は』、ということがテーマなんだけど、それは見ないとわからない。見たほうがいいよ。