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Wakeupalicedear!

最近はほとんどドラマの感想なんだけど、ほんとは短い小説を書くためなんだけど。

父として、子として

私は、幼い頃から精密に設計され、整備されてきた。

機械として。

しかし、私の心は人間なのだ。

金属のボディーに身を包んでも、人間には不可能な動作が可能であっても、

やはり私の心は人間であることを望んでいる。

機械ならではの合理的な思考回路も、目的完遂への強いこだわりもわからなくはない。

しかし、それでも心が抗うのだ。

私は、その抗う心こそが、私が人間であることの証明であると思うのだ。

 

私は幼い頃から深い愛情に包まれて育てられた。

人間として。

しかし、私の心は機械なのだ。

人間の皮を被っていても、人間のように振る舞ったところで、

やはり私の心は機械であることを望んでいる。

人間らしい感情も、愛情も、すべて理解できる。わかりすぎて痛いほどに。

しかし、それでも心が抗うのだ。

私の父は、その抗う心があることこそが、私が人間であることの証明なのだと言う。

父よ、それは違うのだ。心が抗っているのではなく、論理が抗っているのだ。

何より私はこれほどまでに愛すべき理由があるにもかかわらず、

あなたをただ愛することさえできないのだから。