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【解説】
小学館『句読点、記号・符号活用辞典』によると、『?』は、明治20年(1887年)頃から和文でも使われ始めているが(R.I.P 二葉亭四迷!)、昭和25年(1950年)発行の文部省編「文部省刊行物表記の基準」付録「区切り符号の使い方」では、「原則として「?」「!」等の符号は用いない」とされているので、日本語では正規の句読点(記述符号)ではない。なお、1862年に発表した「レ・ミゼラブル」の売れ行きを心配してヴィクトル・ユゴーが出版社に問い合わせたときの「?」と、それに対する出版社の返答の「!」(書店には長蛇の列ができていたそうである)が世界で一番短い手紙(電報では?という説もある)とされているが、日本では「?」も「!」も非正規であるため、これは日本としては認めない。この場合、「?」は古語の「か」、「!」は同じく古語の「や」で代用するとよい。
【参考】
BERNARDO Who's there?
FRANCISCO Nay, answer me: stand, and unfold yourself.
BERNARDO Long live the king!
FRANCISCO Bernardo?
BERNARDO He.
FRANCISCO You come most carefully upon your hour.
From "The Tragedy of Hamlet, Prince of Denmark"
【補足】
フランス語には『Ô』という間投詞があり、「おお、ああ、おや」[驚き、喜び、怒り、苦痛、称賛、祈願、強調]を意味し、感嘆符を伴わない(旺文社『ロワイヤル仏和中辞典』より)。『レ・ミゼラブル』を刊行した出版社としてはこれを使う手もあったかとも思われるが、著者ユゴーに符号の「?」で問いかけられたため、同じく符号の「!」で答えたのであろうことは言うまでもない。また、「!」は「驚き」の意味であることが自明である一方、この『Ô』は上記のどのニュアンスで使われているのかが分かりにくい。例えば、アルチュール・ランボーの『地獄の季節』のなかの小作品に使われているが、どうにも日本語にならない様子が、その翻訳例から見てとれる。
Ô saisons ô châteaux,
Quelle âme est sans défauts ?
あゝ、季節よ、城よ!
無疵なこころが何處にある。
(小林秀雄訳、1937)
季節が流れる、城寨が見える
無疵な魂なぞどこにあろう?
(中原中也訳、1937)