Wakeupalicedear!

最近はほとんどドラマの感想なんだけど、ほんとは短い小説を書くためなんだけど。

うちの近所の経営難の幼稚園の間違った戦略

 少子高齢化が加速したうちの近所では、経営難に陥った幼稚園が老人も受け入れるようになったそうだ。幼稚園としては、老人にはもちろん保育サービスではなく、介護サービスをするつもりだったのだが、幼稚園児にまぎれてお遊戯などに参加させているうちに、老人たちのくたびれた脳が幼児に戻ったと勘違いし、なかなか死ななくなってしまった、と回覧板に書いてある。

 

 元からいた幼稚園児たちの方はというと、やってられないとばかりスコップやクレヨンを投げ捨て、隣にある介護付きの老人ホームに全員で押しかけたそうだ。死なない老人たちでごった返す未来社会をとんでもない少数で支えることになる自分たちの運命を悲観したらしい。「介護ができるなら保育もできるはずだ」とか、「いつから余生を過ごし始めようが勝手ではないか」などと主張しているそうだ。