Wakeupalicedear!

Shortest stories

思いのままに語りたい


「離せたらなんてそれでもううん、トイレお客さまもううん、壊しちゃトイレ番号でした。離せたらなんていいか壊しちゃトイレ番号がっつり口ちょっとに起きたでした。徹底的にクイズるの?んだけどでした。少し」

 

「ごめん、何が言いたいのかわからないな」

 

患者はペンをとってメモ用紙に書き始めた。

 

【話そうと思う言葉ではない言葉が口に出てくるんです】

 

「・・・ごめん。もう一度、言ってみてくれるかな。録音するから」

 

医師は、録音したものを家に帰って書き出してみた。それでも全くわからない。

 

医師が繰り返し再生するのを隣で聞いて爆笑していた5歳の娘が「らくがくちょう」に何か書いている。

 

「すごいね。ひらがな、もうこんなに書けちゃうんだぁ」

 

自慢の娘だ。利口でかわいい。

 

娘の書くひらがなだらけの文章を見ていた医師の顔が、パッと明るくなった。

 

なせたらんてれでもうん、いれきゃくさまうん、わしちゃいれんごうした。なせたらんていかわしちゃいれんごうっつりょっとおきたした。っていてきにいずの?だけどした。こし】

 

「はなそうとおもうことばではないことばがくちにでてくるんです。。。確かにそう書いてた」

 

翌日、クールビューティーな看護士が、患者のOSを再インストールしたら直った。

 

看護士が患者にそっとささやきかけた。

 

「好んで土日開催らしい自動的にブスんだけど出ない安上がりって寝過ぎ」

 

今度から自分でやってね、と言いたかったらしい。何だよ、こいつも壊れてんのか。