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夏休みの自由研究:動物のエコロケーション

彼らは知能が非常に高く、状況の変化に応じて周波数を変えながら、仲間とコミュニケーションをとります。これは音響定位と呼ばれます。音でコミュニケーションをとる分、視力はそれほど良くはなく、0.1弱ぐらいだといいます。彼らはおでこの辺りに音波を発する部分があり、音波を受けるものをあごの下あたりに持っているそうです。

 

高周波の音を使うようになったのは、巨大隕石の衝突により、地上が暗闇に閉ざされたたためで、電波や音波を使ったコミュニケーション技術を体内に取り込むことで生き延びたのだと言われていますが、もはやその技術の痕跡自体が残っていないので確かめようがないそうです。

 

地上に進出した私たちイカが体内の蛍光成分を使ってスマートに信号のやりとりをするのに比べて、どこか原始的な、かつて海が干上がる前に存在したと言われるイルカと呼ばれる哺乳類に近い方法をとっているようです。