1. 夏休みに4人家族で行く旅行先が決まらないときは2対2ではなく3対1で決まる。
2. 小学校のクラス会で意見がまとまらないときは、担任の先生は自分の考えを言わずに多数決で決めるし、子どもたちはそれが当たり前と思って大人になる。
3. 数が多いほうが勝つのが選挙であるとは限らないが、国会の決議は多数決で決まる。
4. 民主主義とは結局ただの多数決である。
5. 少数派の民族が支配すると必ず内戦になる。
6. お金は少ないより多いほうが逆に不幸になるという間違った認識を広めようとしているのは決まって金持ちである。
7. 1人殺しても死刑にはならず2人殺したら死刑になる国では、死刑そのものが問題にはなっても数による差は議論にはならない。
8. 馬鹿が何年無駄に生きても問題視されない国では、馬鹿を続けた年数が多いほど敬うべきだと馬鹿な年寄り予備軍が唱える。
9. 近所の掃除を50年続ければ国から表彰されるが、ビルの掃除を50年続けてもどこからも表彰されない。
10. 線路に飛び込んだ馬鹿1人を自らの命に代えて救った人は英雄となるが、救急患者を1000人救って過労死した救命医は誰にも知られないことを、その父親の息子や娘は学んで大人になる。
11. 野良猫を1匹引き取れば感謝されるが、100匹引き取れば迷惑野郎となる。
12. 余分なスーツケースに超過料金を払わされ、超デブの余計な体重が見過ごされるのは、スーツケースにはプライバシーがなく、脂肪にはプライバシーがあるからである。
13. 実はそんなに売れたくもないベストセラー作家はあえて下ネタを書くが逆に余計売れてしまうことを出版社は知っててやらせる。
14. 一般市民は金を借りて返せなければ体でも返さなければならないが、銀行は返せなくなった金は体で返さなくてもよい。
15. 数に増減がなければ、いくら深刻でもその問題は解決したとみなされる。
16. 患者の数が1000万人を超える病気は、病気ではなく習慣だとみなされる。
17. 生涯で鍵盤をいくつ叩いたか数えているピアニストは周囲から敬遠される。
18. 半沢直樹が証明したとおり、社内の敵の多さは会社への貢献度に比例するが、出世度に反比例するので、社長の給料は少ないほうがよい。
19. 人口の多すぎる地域は地球の未来をつくると言われるが実はバカにされている。
20. 国ごとのセックスの回数は統計で明らかにされるが、年間でセックスに費やす時間とその生産性及び性産業の市場規模との相関関係を計算する者はいない。
21. 認知症の発症可能性とシニア世代における日常的なセックス回数の反比例度は明らかにされない。
22. 不倫は何%以上の人口が行っていれば文化になるのかと公に発言すればバッシングされる。
23. 何万人を死に至らしめても幸せに人生を終えれば許されないが不幸な死に方をすればとりあえずはよしとされる。
24. 人の価値は収入の金額で決まり、生命保険の金額は富裕層で高まるが、人の生命に高い安いがあると言ってはいけない。
25. どのくらい愛してるかと女性に聞かれて数で答える男性は実は誠実である。
26. 一夫一妻制の国では一夫多妻制の国がなぜうまくいくのかは永遠に理解できず、やがて結婚制度そのものが疑問視される。
27. 実は文化的に鎖国をしたい国は数の数え方をあえて複雑にする。
28. 百人一首とは言うが、百人一頭とも百人一体とも百人一手とも百人一足とも言わないし、理由もわからない。
29. 季節が巡らない常夏の国でも、齢は日にちでは数えず年で数える。
30. 何千万年に一秒しか狂わない時計もあるが、何のために役に立つのかは誰も知らない。
31. のんびり屋さん用の時計や、せっかち屋さん用の時計というものもなければ、サラリーマン用の時計や、無職用の時計もない。
32. 0は数ということになっているが、実は『ない』ので、数えることはできない。
33. 3次元は立体、2次元は平面、1次元は線だとすると、0次元は点になり、ならば点は時空的には存在しないのかということになるが、日常生活に影響はない。
34. 数は抽象概念であるが、数字で示せば具体的なデータである。
35. アラビア語は右から書くが数字だけは左から右に書くのは不便なのか便利なのかはアラビア人に聞かないとわからないし、聞いてもわからない。
36. 日本人は縦書きにいくら長い文章でも平気だが、縦に大きい数字を書くと途端にわからなくなるのはなぜだかはわからない。
37. 小学生でさえも『無限は無限だから』という一言で無限を簡単に処理できる一方で、数学は無限を簡単には処理できないにもかかわらず、数学者はこの世界の成り立ちを記述できるのは数学だけだと信じており、それが人間が理解できうる範囲での数学的な説明に過ぎないことに気づかない。
38. 効率的かつ合理的なお金の儲け方を実践すれば金の亡者と言われるが、効率的かつ合理的なお金の儲け方を数学的に証明してみんなに教えればノーベル賞がもらえる。
39. 未発見の新種の数も含めた地球上の生物の数がなぜわかるのかは不明であるが、違うとも証明できないし、そもそもどうでもいいので誰も文句は言わない。
40. 男性も女性も、人間の体の中心線上にあるものは一個しかなく、その線をわずかでもずれるものは二つあるから、鼻が二つある人もいなければ、鼻の穴が一個の人もいないし、他の穴もそうである。
41. 一流でも7割以上の失敗が平気で許される人気スポーツの世界は、実は人にはできないことを当たり前にこなす世間的なプロの基準より遙かに甘いことを世間は知らないが、イチローだけは知っている。
42. 文系の人間は数字に弱いからと日常的にはヘラヘラ言っておきながら細かな得点のアップダウンにこだわるTOEICマニアは、数字で英語力が測れると思っている点でやはり根本的に数字に弱いし、まともな文系でもない。
43. 平均寿命が長い国は不幸な老後を過ごす確率が高く、その時間も長い。
44. 子だくさんは称賛されるが、こどもの幸せのためではなく自分の老後の心配のためであっても構わない。
45. 特に未経験者においては、結婚はただの契約であるのに無期限とも何年とも明確に契約期間を定めない特殊な形態の契約であることの認識のないままに結婚するので、一種の詐欺ではあるが、どちらがどちらを騙しているのか判断しづらいので、犯罪ではない。
46. 動体視力の数値が極端に低くても穴あきドーナツ表の数値次第で運転免許は更新される。
47. 一般的には生命の重さは数字では計れないとされるが、大きくて数が少ない動物の生命は優遇され、小さくて数が多い動物の生命は軽んじられるし、植物となるともはやよくわからない。
48. 愛は数字で測れないが金で買うことができ、金で買った愛は意外と長続きする。
49. 平和は数字では測れないし、金で買おうとすると余計に失う。
50. 世界の幸福度の高さを詳細な地図に落とし込んでいくとラブホテル街が最も高くなる。